牛と子牛 ーNゲージCOW&CALF4回の変身ー

本日も、ケンズレールロードに

お越しいただきまして

ありがとうございます。

 

先日、

海外ユーズド商品としまして

「COW&CALF ATSF」を

発売させていただきました。

 

「うんうん、おじちゃんが、

CALFのことを「皮」ゆーて

まちごーたやつね・笑・」

 

そうそう、ごめんなさい。

COWは英語で牛、

CALFはこの場合、

皮ではなく子牛の

ことでした。

(他に、ふくらはぎ という

意味もあります)

なんだか、

思い込んでいて

大変ご迷惑を

おかけいたしました。

 

さてさて、

この製品ですが、

商品説明にも

書かせていただきましたとおり

同名製品の中の

第二期製品なのです。

 

「ということは

第一期の製品が

あるゆーことなん?」

 

うん、そうなんだよ。

で、三期と四期もね。

 

調べてみると、

第一期は

アトラス/リバロッシの

コンビによる製品

だったらしく

第二期のような

KATO製動力ユニットでは

なかったため、

走行性能は

それなりだったようです。

 

商品の第二期製品ですが、

ボディシェルは

第一期製品のままで

「Rivarossi」の

刻印があります。

「Rivarossi:リバロッシ」

というのは、

かつてアティキュレート型

をはじめ

アメリカ型Nゲージも

製品化していた

イタリアの鉄道模型

メーカーです。

 

そして、

COWの台車裏側には

ご存知「KATO」の

刻印があります。

CALFに関しては

台車を含む

シェル内部は

第一期製品のままで

KATO製ではありません。

 

 

第三期、第四期と進む中で

駆動系や

照明仕様など

製品内容が変遷し、

前述の「Rivarossi」や

「KATO」の刻印も

消えていくようです。

 

「で、結局は

どの時期の製品が

おすすめなん?」

 

この

COW&CALF製品シリーズに

関してはね

下のような

詳しい記事があるんだよ(内部写真付)。

「 EMD Diesel Cow & Calf」
http://www.spookshow.net/loco/rivsw1500.html

(悪いところだけでなく、大勢の評価に

流されず良いポイントをきちんと

拾って評価しているいい記事であると

感じました)

 

これを読んでみると、

おじちゃんとしてはだけど

やっぱり第二期製品が

おすすめかなー。

 

 

この記事によりますと、

走行性能では

KATO製が

一番スムーズで静かな

ようです。

一方、問題点として

挙げられていたのは、

車輪からの

集電能力不足のこと。

この件については

今回発売の商品では

特に感じませんでした。

個体差もあるのかもしれません。

 

さて、

ボディシェルに関しては

80年代の製品ということもあり

デッキのセーフティレールが

大振りであったり、

凹凸表現のキレが甘い、

(COWはシェル自体が

ダイキャストメタル製です)

また、

窓ガラス部分が

ダイキャストウェイト

になっていたりと、

決して昨今の製品のような

リアリティや

精密感はありません。

 

ただ、

記事の中でも

触れられていますが、

この時代に

ボディ(シャシ)搭載型

カプラー(アーノルドタイプ)

に挑戦していたり、

走行性能改善のため

他社(KATO)に

協力を求めるなど

感心させられる点も

あります。

 

そして

三社(コンコー、カトー、

リバロッシ)の合作製品という

歴史的事件(^o^)と、

何より

この機種(COW&CALF)の

貴重性、

(これ以前、以後に

Nゲージにはありません)

そして、

そのコンビ外観の愛嬌に

私自身としては

魅力を感じるのです。

少年時代に

トミーナインスケールの

(香港製バックマン)

C型ディーゼルや

C型蒸気機関車に

親しんでいたせいなのかも

しれませんね  /(^-^;)

 

「あれっ、

おじちゃんは

とにかく細かくて

精密でリアルな外観が

好きやったんとちがうの? (^^ 」

 

うん、確かにそれはそう

なんだけれどね、

もっと言うと、

そういう仕事の裏側に

 

(熱い)思いと

一生懸命さ

を感じることが

できるからなんだよ。

 

つまり、

たとえ造りが

精密でなくとも

既存しない新しい

機種に挑戦しているとか、

その時点での問題点や、

不満に思う部分に対する

新しい解決技術を

投入してみているとか、

そんなことでも

おじちゃんは

好きになって

それを

応援したくなって

しまうんだよ (^_^)

 

 

今回の製品で言えば、

同じ機種で4回も

それも長年にわたって

仕様が変更されています。

第一期製品が発売されたのは

70年代で、

第四期製品は90年代です。

この理由として

自分が感じるのは

カウカーフ(COW&CALF)

の製品化、

そしてその性能向上への

思いなのでは

ないでしょうか。

自社技術で

満足のいく走行性能が

得られないとき、

人と時間とお金の節約のため

製品化を止めるのも

確かな一策でしょう。

ただ、この製品では

そうしなかったわけです。

 

「おじちゃんは、

なんでそうしーひんかったんか?

って考えたんやね。」

 

そのとおり。

今はリタイアしてしまったと

言われる

コンコー社の

かつての社長さんは

強くて熱い思いと

行動力、一生懸命さをもった

そんな人物だったんじゃないかなー

って、

勝手に想像しているよ・笑・

 

「この製品には

その社長さんの思いが

入ってるんやね (^^ 」

 

二番目(二作目)だけどね(^^

 

 

これからも、

新製品だけではなく

何か魅力のある

かつての製品にも

目を向けていければいいなー、

と、

思っております。

 

それではみなさま

また次回までさようなら(^0^)/